忍者ブログ

  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

|EMA OCT 07 (19444/20000)|5.5 x 50|coh-hk|$198/10|重量:0(12.33g)|算出:+1|香味:+2|

 温かい葉の薫り。一口目に緊張させ、二口目で安心させる味であるが、初めからやや荒野感もあるか。
 ムスクがなんなのかはわからないが、ムスクというのはこれだろうというようなムスクの薫りがある。
 ロバイナではない。どちらかといえば最近燻らせたハズレのモンテクリストエスペシャルに似て、ただこれにはハズレた感じがなく、ムスクが贅沢である。荒野感も乾きすぎず、やや湿潤なコクがある。ムスクで香付けしたロバイナペーストを荒野で包みました、とでもいうような、一粒300円以上のチョコの説明文がよぎるが、残念ながらあまりチョコっぽくもない。
 初回の「とろける甘味」など影だになく、それでも、乾いているのに花が芬々と匂うのである。しかも非常に優しく濃く匂う。この匂いは段々甘くなってくる。この場合、荒野が全てを台無しにしている。荒野を期待していれば良かったかもしれないが、まさかロバイナにチョコを期待しても荒野を期待するわけにはいかない。
 甘味は嗅覚にはあるが、味覚はまるで甘くなく段々乾ききってくる。
 一体何がこの一本を荒野に変えたのか、思い当たる節はいくつかあるが、まるで不明。
 巻きはこの上なく良い。
 ムスクが白木の芯のような黄金に変わる。竹取物語を思い出す。白木の芯が黄色く輝いている。すると荒野感が漉したようにこなれてもくる。
 悪い葉巻ではない。でもロバイナではない。
 最終盤での減衰は早かった。
PR

忍者ブログ [PR]