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5 × 33|Cigars of Cuba|$8|+4|+3|
これがコイーバか、と感動するようなコイーバで、シグロシリーズで失敗している所為もあり、こちらの方が断然美味しい。ラッパーも細みながらコイーバ独特の質感があって美しいし、赤茶色の葉から和毛が生えて、葉というよりも荒目の上質な生地に見える。
なのだが吸い込み難に当たる事が多い。五本試したのみだが、吸い込み難でも、あまり酷くない場合にはかえって秘め事のように美味しい。鞣革の蜂蜜漬のような味わいがあって。焼芋の皮を剥いた時に皮側にくっ付いている黄金の部分、良く焦げた皮を同時に食したように香ばしく、非常に甘い蜜を一生懸命に吸い出しているような。鞣革の蜂蜜漬って美味しいの?と思うが、それも美味しそう。フォークとナイフでそんな鞣革を食べたくなってしまう。細い物は少し悪いドローが丁度よいのかもしれない。これをそのまま拡大したらどんなにか美味しいだろう。吸い込みが悪いせいで濃密感が増すが期待感も増す。この期待が勘違いなのである。
コイーバはたぶんどれも煙に巻かれるような恍惚感はなくて、まじまじと美味しい。これが葉巻かぁと感心させつつも納得させる感じで、この味がこの形なのだなと葉巻を見つめてしまう。恍惚の見地から信じられないというふうに葉巻を見下すのでなく。
吸い込みの悪さが酷い場合には安葉巻というか過加湿で旨味が洗い流されてまったかのようになる(過加湿で本当に味が抜けるのかはわからない)。牛のいない牛小屋のような味気ない雑味。が突然クリーミーになる。コイーバというよりダビドフに似ていて意味がわからないが、底知れぬ葉巻であることは確かなのである。牛小屋っぽさは消えないが、クリーミーさにうっとりしてしまう。吸い込みが少しだけ悪い時の蜜感はほとんどない。
牛小屋で飲む牛乳のような不味さのものもある。昔飲んだことがあるけれど、唾棄すべき蜂蜜入りの牛乳である。
ドローが良いものが逆に不味くなることはなく、良ければ良いで別様の美味しさがあって、小振りにして大きいものが失いがちな強い葉巻感がある。コイーバミニをはじめて吸った時の感覚を思い出すような。かといって辛味もなく、過密なのに穏やか。蜂蜜もミルクもあくまでも生地に練り込んであるというふうで、とって付けた感がない。飾り気もなく、こなれた葉でしかない感じ。麒麟めいた気分になる。あれだけ咽が長ければ旨さが咽で渦を巻くのだろうけれど、その麒麟の首のような細さに味わいが凝縮されている。珈琲に喩えればミルクを加えてしまったマンデリンのよう。
吸い込みが悪くなりがちなので低めの湿度で保管した方が良いのかもしれない。
時間の移ろわない夜よりも頭が滅茶苦茶な昼の方が合う気がする。昼には蜂蜜だと思えば蜂蜜になるような。思った事がそのまま形になる仕組み。
この甘さをお菓子好きの女性用にしておくのは勿体無い。お菓子好きだとシグロで失敗するのかもしれない。
これがコイーバか、と感動するようなコイーバで、シグロシリーズで失敗している所為もあり、こちらの方が断然美味しい。ラッパーも細みながらコイーバ独特の質感があって美しいし、赤茶色の葉から和毛が生えて、葉というよりも荒目の上質な生地に見える。
なのだが吸い込み難に当たる事が多い。五本試したのみだが、吸い込み難でも、あまり酷くない場合にはかえって秘め事のように美味しい。鞣革の蜂蜜漬のような味わいがあって。焼芋の皮を剥いた時に皮側にくっ付いている黄金の部分、良く焦げた皮を同時に食したように香ばしく、非常に甘い蜜を一生懸命に吸い出しているような。鞣革の蜂蜜漬って美味しいの?と思うが、それも美味しそう。フォークとナイフでそんな鞣革を食べたくなってしまう。細い物は少し悪いドローが丁度よいのかもしれない。これをそのまま拡大したらどんなにか美味しいだろう。吸い込みが悪いせいで濃密感が増すが期待感も増す。この期待が勘違いなのである。
コイーバはたぶんどれも煙に巻かれるような恍惚感はなくて、まじまじと美味しい。これが葉巻かぁと感心させつつも納得させる感じで、この味がこの形なのだなと葉巻を見つめてしまう。恍惚の見地から信じられないというふうに葉巻を見下すのでなく。
吸い込みの悪さが酷い場合には安葉巻というか過加湿で旨味が洗い流されてまったかのようになる(過加湿で本当に味が抜けるのかはわからない)。牛のいない牛小屋のような味気ない雑味。が突然クリーミーになる。コイーバというよりダビドフに似ていて意味がわからないが、底知れぬ葉巻であることは確かなのである。牛小屋っぽさは消えないが、クリーミーさにうっとりしてしまう。吸い込みが少しだけ悪い時の蜜感はほとんどない。
牛小屋で飲む牛乳のような不味さのものもある。昔飲んだことがあるけれど、唾棄すべき蜂蜜入りの牛乳である。
ドローが良いものが逆に不味くなることはなく、良ければ良いで別様の美味しさがあって、小振りにして大きいものが失いがちな強い葉巻感がある。コイーバミニをはじめて吸った時の感覚を思い出すような。かといって辛味もなく、過密なのに穏やか。蜂蜜もミルクもあくまでも生地に練り込んであるというふうで、とって付けた感がない。飾り気もなく、こなれた葉でしかない感じ。麒麟めいた気分になる。あれだけ咽が長ければ旨さが咽で渦を巻くのだろうけれど、その麒麟の首のような細さに味わいが凝縮されている。珈琲に喩えればミルクを加えてしまったマンデリンのよう。
吸い込みが悪くなりがちなので低めの湿度で保管した方が良いのかもしれない。
時間の移ろわない夜よりも頭が滅茶苦茶な昼の方が合う気がする。昼には蜂蜜だと思えば蜂蜜になるような。思った事がそのまま形になる仕組み。
この甘さをお菓子好きの女性用にしておくのは勿体無い。お菓子好きだとシグロで失敗するのかもしれない。
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