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  源氏物語「葉」
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|TUR JUN 08|6 2/5 x 42|cigarOne|$215/25|重量:+1(12.12g)|算出:+6|香味:+4|

 No.1が一番美味しい時の芳香がある。初っぱなから嬉しいこれは何なのか。白と青緑と茶色なのだが、私にはこの色を分析する力がない。力がないばかりか、力を捨ててしまう感じがする。かといって飲み込まれてもしまわない。規律を重んじる何かがある。三つ編みの美しさにこだわる少女のような。
 白にはクリームの類いは一切なく、青緑は草ではなく、茶色は木でも革でも土でもない。白が爽やかな甘味を運び、青緑が不敵な空色で(この青緑がモンテクリストたらしめている)、茶色はハバナ感を水底に沈めつつ腐葉土からキャラメルを育てるようなところがある。水とか空といった感じが地上にある。
 濃くて軽い。青い黄砂のような土の綿飴が風船になって虚空に混じる。
 灰を落とした直後は木が現れる。なるべく落とさない方が良さそう。
 金木犀は莟も見せない。
 濃密なセメダイン臭がふと薫り、そこにアクリル絵具のような花が見える。セメダインは、古い洋酒を開封した時の案外な爽やかな感覚に似ている。それでも確かに古びて、洋酒の底に、粘土などが潜んでいる。すると川魚のようだが、アクリルらしく海の水族館の雰囲気の方に似て、水族館の回路は落葉で敷詰められている。
 ペティコロナぐらいになって辛みが出始めるのが可愛くて仕方がない。辛みはすぐにキャラメル味の杉の木立に消えて、強くなったかと思えば濃厚にして軽いままである。軽いといってもライトボディではないが、飲み込んで咳き込むほどではない。……
 最終盤はまったく別の事を考えていた。シュペルヴィエルの詩について。

 この旧バンドも残り5本しかない。モンテクリストNo.1としては完璧だった。金木犀とキャラメルが弱いものの、この葉巻にはこれ以上は望まない。どこをどうしたいという部位はなく、あとは好き嫌いの問題かと流れるが、流れに反して好き嫌いの問題ですらないように思う。これがただのモンテクリストであり、誰が吸ったって同じ事。
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