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  源氏物語「葉」
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|5.6 x 46|cigarOne|$13|重量:0|算出:+4|香味:+3|

 ロメオらしい軽快な香ばしさ。すぐに粉っぽいチョコ風のコクとフルーティーな甘味が出て、スポンジケーキの軽やかさが膨らむ。それが実に土木っぽくて葉っぱらしいのである。軽過ぎないが、軽くて濃い。辛味はあるが、良い辛味で、苦さやえぐさは伴わない。
 2センチほど進むと茎か豆か花っぽいような独特の香味に変わる。大分懸け離れた喩えだがインヘニオスをロメオ風にしたような。特徴的な香りの下でコクがずっと続いている。花はどちらかといえば木犀などを咲かせずに甘味を纏ってフルーツを実らせるらしい。フルーツにしてはかなりコク深く、葉をココア状に丁寧に挽いたようなコク。
 井伏鱒二の『川釣り』を読んでいたからか、そのまま川釣りに合いそう。ヤマメを食べた後のフルーツ代わりに最適のような。ヤマメの後に断じてフルーツが合わなくても、煙なら役を果たすだろう。
 今宵の赤ワインが合っているのかわからないが、兎に角葉巻は美味しい。昨日到着したばかりだが、今までのロメオの中で一番美味しい。
 ロメオで当たると基本的なハパナの香味は軽いのに強くて良い。これはかなりの当りだと思うが、当りにしてどことなく安っぽい感じも美味しい。本当はあまり安くないが、ロメオの印象は安い。
 早速オカワリしたいぐらいだが、釣りが趣味ではないように、箱で買うには至らない。本当に安かったら買うけれど、千円もあったらたぶん近くの渓流に行けてしまう。趣味ではない釣りを選ぶか趣味ではないロメオを選ぶかという問題になる。釣りに行って尚かつロメオを吸えば済む話だが。
 甘味は消えないまま、終盤では軽さらしい荒さが出る。「ぼくは渓流の小さな滝に別れを告げる」なんて書いている人間が居たら釣り人として下の下だと思うが、なんだかそういう気持ちが分からなくなくなってしまう。
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