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  源氏物語「葉」
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|MPE FEB 10|235㎜ x 47|coh-hk|$92.65/5|算出:−1|香味:+1|

 サンチョスは誰が巻いているのかわからないけれど、Aは巻き手が有名らしく判明している。最近の日本のお米とか野菜のような。
 巻きはちょっと吃驚するぐらい美しい。サンチョス同様キャップ部分も出来が良く、こんなに巧くカットできたのはこれで二度目。巻く人と同じ人がキャップを留めるのかわからないが、本当に巧く切れる。毀れたギロチンでも巧く切れてしまう。

 吸い込みは悪いが、長さに因るのかもしれない。片燃えもあり。雨降りで湿度も高く、燃焼に悪い事ばかり重なっている。
 煙は流石に香ばしくて(カラメルナッツと青緑色の芳香)モンテっぽいが、微少の煙に揮発味が目立つ。若すぎるのはわかり切っているのだけれど、この揮発とエグ味を伴う木っぽさの所為か、ハバナのハの字がなかなか感じられない。この調子だとたぶん中盤過ぎまで我慢するしかない。湿度を低めに設定した方が良いと思う、なんとなく。
 ちびちびとした煙に揮発系雑味と微かな香りと甘さが乗るのみで30分、変化なし。このままだとモンテでもかなり不味い部類に属してしまう。モンテのクラシックよりもエドムンド等の新しいものに近しい。パルタガスでいえばセリーPのような、そういう感じ。新しいAではなく遥か昔のAを吸ってみたい誘惑に駆られて終わるかもしれない。ラッパーの色がそもそも黒すぎる気がする。黒い方が美味しそうには見えるけれど、黒いものであまり美味しい思いをした事はない。ここまで言うほど黒くはないのだが。
 吸い込みが悪いと煙が少なくて減りも速い、減りが速いのに煙が少ない、煙は何処に消えるのだろう。火種から大量に漏れるはずだが、そう漏れてもいない。

 50分、葉巻には未だ変化は見られないけれど、葉巻が変わったのか、飲み物をテキーラに変えたら少し美味しくなった。
 テキーラのお陰ではなく、徐々に美味しくなり始めたようではある。だがテキーラの方がウヰスキーよりは合う。アガヴェのとろけるゼリーのような舌触りと植物性の甘い芳香がモンテのキャラメルや青緑香と入れ子になっている。吸い込みは依然難いが、揮発味がやや抜けて、そういう美味しさが目立ってきた。
 テキーラが切れると不味くなった、やっぱりテキーラが奏功したのか。次のラムも悪くないが、ラムは雑味を消すのみで、伸びはしない。
 そのままずっと伸びない。根本まで葉がぎっちり詰っていて、吸い込みは改善されず、残7センチほどで煙の集積のような苦味ばかりが増える。サンチョスだったらこの苦味がゴマ団子のような甘さに転化されるののかもしれないが。
 Aで外れるというのはかなりおそろしいことだと思う。それでもまさか最近購入したNo.5のような連続大ハズレは無いだろうし、長いだけでなんだか納得してしまいはするのだが。+1と+2の間を冗漫に揺れ動く感じだった。馬券が外れたような、良くも悪くもない、どうでもいい気分になる。
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