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|OUS OCT 09|6 x 50|cigarOne|$198/12|重量:+1|算出:+5|香味:+4|
先日のルシタニアスほどの感動は無いものの、初めて吸ったダビドフNo.2をひしと懐かしませるシルクの感触。吸い込み絶妙だが、リンゲージ50のはずがちょっと太すぎて吸引力と煙量との乖離に難がある。しかしこれまでの四本の中でもっとも品質安定感がある。四月だからか、最近葉巻の調子が良いような。バラツキが本領である葉巻には安定感の中にさえ本領は無さそうだけれど、この葉巻は吸い込みさえ良ければ+4より下がることはないと思う。煙にもっとまみれたくなるほどの優しい美味しさがあるのだが、一歩引いている感じは否めない。この膨らみを指して満足感が欠けているといっては贅沢すぎる。序盤で引いている感じが奥床しいはずなのに。
基調は土や革ではなく木で、とくに杉だと思うのだが、優しくて煩くない。木を思わせない杉の香というか。パルタガスでは茶色くなってしまったが、シャルトリューズ酒の黄色そのもののような、えもいわれぬ香りもある。トリニダッドの中にはコイーバの岩っぽい熟成感を感じるものもあるが、今回はない。特別な材料を使わず、物足りなくなりそうだが、軽いバターのような旨味があって、味が薄いとかは感じない。味の薄さよりも上質感が遥かに勝っている。
終盤では煙量も増し引いていた膨らみが出てくる。シナモンと胡椒の中間のような香り高い刺激も加わる。雑味は皆無。軽くて穏やかな序盤の賜物か、根本まで限りなく美味しい。
飲み物の相性は、『清酒 陸奥八仙 特別純米 赤ラベル 無濾過生原酒』が◎、『ラム エルドラド15年』が×、『スコッチ スプリングバンク CV』が×、『テキーラ カサドーレス アネホ』が×、『米焼酎 威 十二年 碧』が◎で、○や△のない極端な相性の好悪だった。スコッチに限らず、洋酒は互いのスモーキーさが鼻につき、どちらも香りを失って粘土のようになる。こんな話聞いたことがないが、トリニダッドのような繊細な葉巻は日本の米の飲み物が断然合うらしい。葉巻が優しいので吟醸香を潰すことも米の旨味を潰すこともなく、それぞれの香りも旨味も別様に際立つ。世界二大マイケル・ジャクソンの一人に言わせれば「相互補完的ではなく似たもの同士の対照的な相性の良さ」だと思う。香りは双頭のようだが、甘味は補完的かもしれない。
ちなみに一時期馬鹿みたいに焼酎を買い漁っていた事があるのだが、『米焼酎 威 十二年 碧』は自称焼酎通の人に贈っても喜ばれる品物で、球磨焼酎ではないだけにたぶん焼酎通も知らない逸品。
先日のルシタニアスほどの感動は無いものの、初めて吸ったダビドフNo.2をひしと懐かしませるシルクの感触。吸い込み絶妙だが、リンゲージ50のはずがちょっと太すぎて吸引力と煙量との乖離に難がある。しかしこれまでの四本の中でもっとも品質安定感がある。四月だからか、最近葉巻の調子が良いような。バラツキが本領である葉巻には安定感の中にさえ本領は無さそうだけれど、この葉巻は吸い込みさえ良ければ+4より下がることはないと思う。煙にもっとまみれたくなるほどの優しい美味しさがあるのだが、一歩引いている感じは否めない。この膨らみを指して満足感が欠けているといっては贅沢すぎる。序盤で引いている感じが奥床しいはずなのに。
基調は土や革ではなく木で、とくに杉だと思うのだが、優しくて煩くない。木を思わせない杉の香というか。パルタガスでは茶色くなってしまったが、シャルトリューズ酒の黄色そのもののような、えもいわれぬ香りもある。トリニダッドの中にはコイーバの岩っぽい熟成感を感じるものもあるが、今回はない。特別な材料を使わず、物足りなくなりそうだが、軽いバターのような旨味があって、味が薄いとかは感じない。味の薄さよりも上質感が遥かに勝っている。
終盤では煙量も増し引いていた膨らみが出てくる。シナモンと胡椒の中間のような香り高い刺激も加わる。雑味は皆無。軽くて穏やかな序盤の賜物か、根本まで限りなく美味しい。
飲み物の相性は、『清酒 陸奥八仙 特別純米 赤ラベル 無濾過生原酒』が◎、『ラム エルドラド15年』が×、『スコッチ スプリングバンク CV』が×、『テキーラ カサドーレス アネホ』が×、『米焼酎 威 十二年 碧』が◎で、○や△のない極端な相性の好悪だった。スコッチに限らず、洋酒は互いのスモーキーさが鼻につき、どちらも香りを失って粘土のようになる。こんな話聞いたことがないが、トリニダッドのような繊細な葉巻は日本の米の飲み物が断然合うらしい。葉巻が優しいので吟醸香を潰すことも米の旨味を潰すこともなく、それぞれの香りも旨味も別様に際立つ。世界二大マイケル・ジャクソンの一人に言わせれば「相互補完的ではなく似たもの同士の対照的な相性の良さ」だと思う。香りは双頭のようだが、甘味は補完的かもしれない。
ちなみに一時期馬鹿みたいに焼酎を買い漁っていた事があるのだが、『米焼酎 威 十二年 碧』は自称焼酎通の人に贈っても喜ばれる品物で、球磨焼酎ではないだけにたぶん焼酎通も知らない逸品。
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