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  源氏物語「葉」
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|GOT SEP 10|4 4/5 x 50|coh-hk|$62.90/10|重量:0|算出:+7|香味:+4|

 ハバナ品質のはずが何故かダビドフ品質。二本目は外れると思っていたのに、味は随分違うものの一口目から大当たり確実で、スパイスの出方などがダビドフそっくり。見慣れたのか到着日にはラッパーがもっと白かったと思うのだが、我家へ来て変色したのかもしれない。シグロ6風からダビドフ風にたったの5日で変化していて、どちらが美味しいかといわれれば今回の二本目の方が美味しい。
 ハバナの茶色い香気はさすがにこちらが強いし、パルタガスらしい辛味が出ているのだが、辛味は収まり、旨味だけになって、調子の良い時のモンテクリストのような濃い色気もある。クリーム感は前回よりかなり落ちているものの、代わりに前回無かった胡椒のようなスパイス(けっしてエキゾチックなスパイスではない)が出て、まったく別物の美味しさ。木犀の出方もスパイスともどもダビドフNo.2の終盤の濃密さにそっくりで、羽毛の感触こそないものの、甘さも似ている。
 この葉巻に熟成や休息が必要なのだろうか。熟成させなくても既に飛び抜けて美味しい。
 ルシタニアスがあまり美味しく感じられなかったので評判と自分の味覚の乖離を疑ったものだが、D4では評判納得の美味しさを感じられる。
 そういえば吸い込みも抜群だった。今頃(最終盤)気付いたけれど。土か木か革かといわれてもまったく覚えていない。だからたぶん革だと思う。美味しさしか憶えていないのだが、暗い果実だといわれればそうだったようにも感じる。
 芋っぽいと思っていたのだが、パルタガスはただの芋娘ではないらしい。最終盤は高品質のままパワフルになり、つまり良くも悪くもダビドフの最終盤の三倍ぐらいになる。この頃にはダビドフNo.2ではなくダビドフミレニアムの方に似ている。薄荷のような白い旨味が加わって。
 ダビドフダビドフというのもおかしいが、本当に似ているのだから仕方がない。
 ミディアム強かフル弱ぐらいあったはずだが、むしろ軽くて濃いような密度の味わいで、まったく酔いもなかった。

 ただ今回の一本の方が前回の一本よりも飽きやすそう。また同じ店で買ってみてまた到着日だけクリーミーだったらわかり易いのだが、もう一度買う以前にもう八本ある。次回はクリーミーなモノだといいのだけれど。

 飲み物は新進の『七田 純米吟醸 無濾過 生 2011』という久しぶりの大当たり清酒で、葉巻に火を点けた途端飲み物の美点は完全に消えてしまったが、この繊巧な飲み物に葉巻を増幅する特殊な効能があったのかもしれない。
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