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  源氏物語「葉」
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|OPM NOV 09|184mm x 57|coh-hk|$103.70/10|算出:0|香味:+1|

 到着日に吸った一本目が不味くてどうしようかと困ったが、やっぱり到着日には品質が荒れるらしい。荒れて美味しくなる葉巻(長旅で味が変わるのか、在庫店での風味を維持しているのかわからないが、いずれにしても珍奇な美味しさになる事が多い)もあるが、クァバのサロモネスともなるとそういう変則的な事は無く、しばらく休ませた方が断然良い。(ただのハズレだったのかもしれないけれど。)
 とはいえ二本目にしても嫌な苦味と辛味が出ているし特別美味しいわけではなかった。だが腑に落ちる落ち着きは出ていた。

 クァバ特有の純情床屋風情(漸くわかってきたが、クァバの特徴は私にとっては床屋らしい)に、発泡スチロールのように軽い木、そこにバターのような薄ら甘い美味しさや萎れた草などが重なる。穏やかで貫禄と説得力があるのだが、それだけなのである。だからこそ良いのである、と思う。本当だろうか。美味しすぎもせず、悠揚迫らぬハバナではある。
 トリニダッドの辷り具合だとか、コイーバのわかりやすい蘊奥とか、モンテクリストの美人のシャンプーとか、そういうものは一切無くて、つまらないほど朴訥としている。ハバナ葉の味わいはあるものの、床屋がどことなく古人形の香りに通じ、葉巻にしては珍しく白ワインが合わない。互いの黴臭さを高め合うようで。
 香味は薄く、変化はあるもののクァバの特徴的な床屋臭さがなくなるわけもなく、何処が美味しいのかまったくわかりそうにない。サロモネスに限らず他のビトラも大体似通った印象なので特別ハズレを引いたとか管理が悪いという原因もたぶんない。わかるのはクァバが苦手ということだけ。
 ディビノスサイズでなければ床屋は楽しめそうにない。床屋の待ち時間には良いかもしれないが、いつの間にか美容室に予約を入れるようになってしまった。ディアデマも試したいけれど。
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