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  源氏物語「葉」
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|MUA NOV 09|4 x 40|coh-hk|$107.10/25|重量:−1|算出:+5|香味:+3|

 蓋を開けただけで美味しい。
 シグロ1を5回(5本)ぐらい買って毎回ハズレているのでこれを箱で買うのには復讐の趣がある。復讐といっても安楽な狼煙だけれど。

 到着日の所為か、最初クァバみたいな芳香で残念に思ったが、すぐに土の重みが加わった。いかにもハバナらしい香りだが、葉巻を初めて吸った時よりも、葉巻にやや馴れてきた頃を思い出させる。シガリロっぽくはないという事か。それでも大モノの葉の味ではなく、濃密さにはやっぱりシガリロっぽさもあるのかもしれない。
 太くも細くもなく密で、モンテの中でも一番土っぽいのではないかと思う。こういう話は『シグロ1の濃密神話』と一緒なのだが。
 土の重さを保ったまましばらくは時々蜜が過ったりして、甘味が恋しくなったが、中盤に入ると香ばしいナッツとともにキャラメルのような花が咲く。そのまま甘さは落ちてすぐに収束してしまったけれど、香ばしさは消えずに残っているし、酷い荒さや過剰な強さも感じず、短く、濃厚で、常喫品として申し分ない。きっちり満足感を残すほどの強さはある。
 エスペシャルNo.1以来、久しぶりに極上の重いモンテクリストを味わった気がする。軽いモンテクリストではNo.1が超絶美味だったけれど。
 これを味わうとエスペシャルNo.2は用なしで、プチコロナはたぶん中途半端で嫌いだし、No.2とNo.3はもう一度試してみたいけれど、エスペシャル1とナンバー1と5を完備すれば私は安心できそう。こんなものを完備していたら毎日が愉しくなってしまうかもしれない。
 季節の変わり目で余計な懐かしさも手伝ったのかもしれない。土は革のようでもあるが、けっして木ではなかった。青緑色のようなお茶のような、モンテクリストをモンテクリストたらしめる不思議な芳香はあるのにあまり目立たず、濃味のようなものが支配していて、木実の香ばしさと木犀の濃さに程よく混ざっている。
 クァバ風のあったかい床屋っぽさは目立ちはしないものの続いていた。(クァバは純朴なだけに床屋が目立つ。)

 よくわからないがシグロ1の場合はシガリロっぽさが許せないのかもしれない、どでかいシガリロのような感じが。シグロ2や4にも同じような印象を持っていて、シガリロの荒い皮を巻いているような感じがキツすぎるのかもしれない。そのくせモンテホイタスよりもコイーバパナテラの方がたぶん好きなのだから難しい。

 ※ちなみに所持中のコイーバパナテラと同じボックスコード。そのコイーバパナテラは10本近く吸ってみて全体的にやや酸っぱい感じであまりよろしくない。酸味が抜ける事もあろうかと思って待ちたいけれど、たぶん1週間に1本のペースで無くなってしまう。
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