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  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

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|6 2/5 x 42|cigarOne|$12|+8|+5|

 これも前回は高評価していないのだが、正月に吸いすぎて疲れているところで手にとったら一口目で疲れが吹き飛んだ。一口目から美人のシャンプーめいた木犀が芳しかった。一口目からしてなんだか違った。
 モンテの美味しさは葉巻っぽさとか、そういうものではないのかもしれない。たとえようのない独特さで、葉巻とも言い難いのだから、わけがわからない。わけがわからず美味しいのだから恍惚としてしまう。最初の五口ぐらいは少しばかり辛いが、それでもいいと思っているところ、それもなくなる。かなり肌理の細かい粉状の旨味と甘味。なめらかさはないが、極端に柔らかい。しかも味が濃く香ばしい。煙の量も異様に豊富。
 最高の一本が当たったらしい。くどさや油っぽさがまったくないのに濃厚で、しかも草っぽくない。なんなのだろう、笑ってしまうほどおいしい。モンテとしかいいようのない香なのだが、それがかつてなく細やかで単純で甘くて。こういうものには箱で買ったってそう当たるものではないと思う。木も土も革もナッツも何も感じない。ひたすらモンテ。
 赤ワインなのだが、ここまで美味しいと飲み物はまったく関係がない。初回のダビドフNo.2もそうだったが、別の羽の感じで、ライトにして過剰に芳醇。
 +5はこれでようやく二本目。変化は大事だと思うのだが、変化せずに最終盤まで行ってしまったような気がする。根元までかわらず美味しかった。というかほとんど何も覚えていない。途中で微かに雑味が出たのは覚えているのだが、軽さと過密さが私には重要らしい。煙の量が鍵になるのか、煙の量も初回のダビドフNo.2とこれが一番多かった。ロンズデールの絶妙な満足度にしてニコチン酔いも皆無。
 葉巻というのはどれがどうというよりも結局当たりを引かなければならないのだということをわからせられてしまいそう。
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