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  源氏物語「葉」
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3.62 x 22|NextCigar|$22.10/10|+7|+4|

 アヴォ『プリトス』とウィンストンチャーチル『スピットファイア』とこれが届いた(全商品15%引きだった)ので比べてみたが、比べるモノはそれほど悪くなかったのに、ダビドフ『エスキシトス』が結局頭抜けている。ネクストで買うとアヴォプリトスとほぼ同じ値段なのだが、ろくろ首ぐらい頭抜けている。
 甘味と香りが濃く、凝縮された細さからオルゴールかなんかのように香味が溢れてくる。減りも速いが煙量も豊富で、この濃密さは他のダビドフでは味わえない。黴臭さと紙一重の高貴な木の香りに白い甘味。それが合わさって蜂蜜(昔ラベイユという蜂蜜専門店で色々な蜂蜜を買っていたが、これはアカシヤではなく、栗とかコーヒーとかのもっと茶褐色の蜂蜜)のようにも感じる。終盤では一輪挿しの可憐な花が咲くし、単純だが極上。あまり存在感はなかったがはじめから花は咲いていたのだと思う。香木の甘さに気を惹かれていた。
 この味のまま大きくしてもらいたいのだが、この細さでこその太さに負けないブレンドがあるのだということがわかってしまう。何がわかっているのかわからないが、吸い残ったヘッドの部分を分解してみたらバインダーが半分を占めていた。バインダーを解くと御焼香のようなフィラーが小さい木乃伊のように転がり出す。このフィラーをパイプに詰めたら美味しそう。たまたまギネスだったのだが、良く合う。
 ダビドフで一番美味かもしれないが、さすがに二本立て続けに吸いたくなり、そういう事をすると二本目の味はほんの少し落ちると思う。すかさずダビドフワンに点火して難を逃れた。葉巻を嗜む満足感からもっともかけ離れていて、単に美味を一刻堪能する為だけに燻らせるものらしい。だからこれがあっても葉巻の消費量はまったく減らず、これがあるだけ増えると思う。八寸のような美味。それが寸止めになり、その次の皿が期待を裏切るような変な料亭になると思う。

 前回()+3にしたが、+4になった。徐々に点数が上がってしまっているけれど、大きい葉巻への失望だとか、私の勝手な経験に因るものだとは思う。そういう経験がなければアヴォ『プリトス』の方を美味しく感じたかもしれない。立ち戻る度に美味しさが増す。
 一本なら|+7|+4|
 一箱なら|+7|+5|
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