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サンルイレイを小馬鹿にしていたようなところもあるけれど、1001でわくわくしながら買っていた頃を思い出し、余計に懐かしい味が感じられる。当時の期待が時を隔てて結実したのか。1001での失敗をいつのまにかサンルイレイが象徴していた、勝手な話だけれど。1001にも良いものはあるはずだが、狙うのが難しい。
はじめから濃いハバナの香りが立つ。密度か湿度が高い。強いぐらいだが、湿った穏やかさを感じる。腑に落ちる旨味があるかなと思うと、一瞬、チョコと塩が感じられる。塩が後味のように続くのだが、味覚がおかしくなったのかもしれない。塩味が出るといつも舌がおかしくなったのか葉巻に因るものなのか判然としなくなる。
煙は肌理の細かい粉で、枯葉から花が咲いている。レイデルムンドやグロリアクバーナに湿気を与えて疲れを取り除いたような感じ。旨味に湿って、チョコや蜜がほのめいているらしい。
ずっと辛さが続いているので熟成不足かもしれない。ちょっと脳髄に直接作用するような緑草もある。穏やかさよりも実際は刺激的なのかもしれない。ゆっくり吸うと緑がややバターがかった黄色になり、浮遊感を増す。スパイスはないが、黄や緑がスパイシーであるような不思議さがある。塩の旨味でスパイスが落ち着いているのか。砂糖もミルクもないが、チョコはビターチョコではなくミルクチョコ。ミルクチョコの甘さではなくミルクチョコの香り。甘味が香りっぽくて甘さをほぼ感じない。
至福ではないからか、デイリーに適しそう。基本を押さえた上で荒くて複雑で飽きさせないというか。継ぎ接ぎだらけのおいしさというか、個性的な没個性というか。そういうものはデイリーに適している。どうでもよい日常に適している。
終盤、旨味に焦茶色が立ち、一瞬コイーバを靴屋で吸っているような気分になった。コイーバっぽさは一瞬でボリバーになる。最後には温めた靴から花が大量の煙とともに咲く。煙の量がとんでもなく増したので、粉っぽい旨味もうっすらとしていながら凄い。無味な粉が大量の香を焚き付けられている。鞣革が摩擦熱を発して、その熱で蒸気が乾燥したがっているよう。蒸気と煙を見紛う葉巻らしい景色で、葉巻の醍醐味は完全にある。おもちゃ箱に詰め込むように葉を詰め込んで、丸ごと土っぽい薫製にして統一してしまう。なのに堅実な感じだった。
サンルイレイを小馬鹿にしていたようなところもあるけれど、1001でわくわくしながら買っていた頃を思い出し、余計に懐かしい味が感じられる。当時の期待が時を隔てて結実したのか。1001での失敗をいつのまにかサンルイレイが象徴していた、勝手な話だけれど。1001にも良いものはあるはずだが、狙うのが難しい。
はじめから濃いハバナの香りが立つ。密度か湿度が高い。強いぐらいだが、湿った穏やかさを感じる。腑に落ちる旨味があるかなと思うと、一瞬、チョコと塩が感じられる。塩が後味のように続くのだが、味覚がおかしくなったのかもしれない。塩味が出るといつも舌がおかしくなったのか葉巻に因るものなのか判然としなくなる。
煙は肌理の細かい粉で、枯葉から花が咲いている。レイデルムンドやグロリアクバーナに湿気を与えて疲れを取り除いたような感じ。旨味に湿って、チョコや蜜がほのめいているらしい。
ずっと辛さが続いているので熟成不足かもしれない。ちょっと脳髄に直接作用するような緑草もある。穏やかさよりも実際は刺激的なのかもしれない。ゆっくり吸うと緑がややバターがかった黄色になり、浮遊感を増す。スパイスはないが、黄や緑がスパイシーであるような不思議さがある。塩の旨味でスパイスが落ち着いているのか。砂糖もミルクもないが、チョコはビターチョコではなくミルクチョコ。ミルクチョコの甘さではなくミルクチョコの香り。甘味が香りっぽくて甘さをほぼ感じない。
至福ではないからか、デイリーに適しそう。基本を押さえた上で荒くて複雑で飽きさせないというか。継ぎ接ぎだらけのおいしさというか、個性的な没個性というか。そういうものはデイリーに適している。どうでもよい日常に適している。
終盤、旨味に焦茶色が立ち、一瞬コイーバを靴屋で吸っているような気分になった。コイーバっぽさは一瞬でボリバーになる。最後には温めた靴から花が大量の煙とともに咲く。煙の量がとんでもなく増したので、粉っぽい旨味もうっすらとしていながら凄い。無味な粉が大量の香を焚き付けられている。鞣革が摩擦熱を発して、その熱で蒸気が乾燥したがっているよう。蒸気と煙を見紛う葉巻らしい景色で、葉巻の醍醐味は完全にある。おもちゃ箱に詰め込むように葉を詰め込んで、丸ごと土っぽい薫製にして統一してしまう。なのに堅実な感じだった。
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