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シガージェットで注文して丸二日かからずに届いた。ネクストシガーより速い。一本だけ買った正月用のアニベルサリオ3に白黴が少し繁殖していたが、全体的にネクストよりも品質が良さそう。シガーワンでも紙パックものは白黴が生えていたし、ミランタバコニスツでは杉巻きの下に白黴が生えていたし、パックやチューボは黴の確認がされないものらしい。発見しても刷毛で掃いてから送る業者がふつうだろうし。
ダビドフだからか、箱買いしたNo.2は未開封で、箱には肺癌患者のX線写真がベッタリと貼られている。
到着日に一本吸ったところ、さすが隣国というのか、寝かせるまでもなく美味しかった。
ネクストシガーでもNo.2を一本買ったことがあって、味覚が肥えたのかとも思っていたけれど、そうではないらしい。ネクストはミレニアムロンズデールが酷かったし、オーパスⅩも4本中3本ハズレらしかったし、No.2はハズレではないと思っていたが今回のシガージェットと比べるとNo.2もハズレだったような気がする。ダビドフ・エスキジトスは美味しかったけれど。
先ず余計なシールを剥がしてから箱を開けた。タイ並の汚い写真に貼り替えようとしている気持ち悪い政治家が日本にもいるらしい。こういうポイ捨て以上に汚いシールで街が気持ち悪くなったら地球人に呆れて宇宙人になるしかないだろう。大体昔の日本の煙草はパッケージが恰好よかった。パッケージや名称が異国風になって、それでシールも異国風になるのなら、パッケージや名称を異国風にしたのがそもそも日本たばこ産業の莫迦だったのかもしれない。外国のパッケージはいかにもシールを貼りやすそう。
朝に届き、余計な事を考え終えて、深夜に一本燻らせたら、美味しい事は美味しいのだが、味覚が煩くなったというのは本当らしく、No2はやっぱりダビドフのミニやクラブしか知らない状態で吸ってこそ最高だったのだと思ってしまう。
あっけらかんとした刺激の無さがピリ辛シガリロの想い出によって極限まで引き立てられるというか、ピリ辛を徹底的に貶めるというか、頭抜けた円滑さだけならそれほどでもないのだが、水に似た大吟醸酒のようだが、余計な味の見えない純な葉巻っぽさがある(私の味覚がおかしいのかもしれないが、これほど葉巻っぽいのはハバナでもモンテとコイーバだけしかない)。軽いのに葉巻でしかない、そういう純情な閃きがある。そうであるはずなのに、今ではそこに金木犀だの胡椒だのシナモンだのの高貴な刺激を感じてしまう。はじめてのNo2ではそんなものは感じなかった。
濃い葉巻に雑味が付き物であればこれにこしたものはないのかもしれないが、濃いものにも雑味の無いものはあった。それはそうなのだが、これはこれで依然完璧っぽく、何かにつけて立ち戻りたくなるような結節点になってしまっている。
あえてこれのどこが美味しいのかといぶかしんでみると煙の感触がふつうではなく、口が羽毛布団を含んだかのような、眠い膨らみがある。薄さがこの煙によって密度を増しているらしい。
それでも初めて吸ったNo.2の事を懐かしむばかりなのだった。
初心者向けとは言い難い、初心者にしかわからない極上さがあるはず。
No.2の後にハバナに手を出すのはきっと間違いで、ダビドフだけを吸っていた方が良かったのである。ダビドフよりもハバナの方が美味しいからではなく。ダビドフはハバナの美味しさを弱めないのにハバナはダビドフの美味しさを弱めるらしい。なのにハバナではあれほどの感動はまだ得られていない。できればハバナだけを忘れることができる便利な記憶喪失になりたい。そういう記憶方法を開発してこそ玄人なのだと思う。そういう事を思わせる魅力は未だにある。
最終盤は苦手なはずなのだが、全体的に優しいせいか最終盤の方が良かった。初心者なら茫々と煙にまみれたはず。もっとも初回の時には鼻や目や耳からも煙を吐いてしまって気持ち悪くなったのだった。口先からしか煙を燻らせない素人上がりよりも素人のほうが煙にまみれる術を知っている。煙にまみれる術を失ってしまった。
辛さも見つかるけれど、小姑にすぎず、終盤の金木犀の質が凄い。そもそも初回は「最終盤」なんてものはなく、始終ずっと同じように美味しかった。私はもう一度初心者に戻り、序盤からして既に最終盤のように感動しながら、少しづつ灰になっていく葉巻を勿体なさそうに残念がりながら、最終盤を待つ事なく、何も待たずに恍惚としなければならない。初回の直後に25本入りの箱を買い、半年ぐらいあの境地に浸かっていたかった。
モンテクリストのオープンに似ている部分はあるにしても、そんな薄っぺらなものではなく、久々に火傷しそうなほど根元を愛おしんで、初めて火傷しないようにピンセットで摘んで吸ったのだった。
もう気持ち悪くもならず、立て続けにもう一本吸ってしまいたくなり、いつか立て続けに吸ってみるに決まっているのだが、今回はダビドフワンを吸って寝るしかなかった。ダビドフワンが異様に美味しく感じられるのもNo.2の効能らしく、紙巻きを葉巻のように吹かしてしまう。
初回は中毒性が無かったが、再現への中毒性はある。
初回はチューボだったので、チューボの方が美味しいのかもしれない。今度は20本入りチューボを買おう。No.2とは長い付き合いになりそう。
為替の関係もあるけれど、1300円前後でこれならデイリーにしても良い気がした。サイズも最適だし。とんでもない誤解だけれど。
シガージェットで注文して丸二日かからずに届いた。ネクストシガーより速い。一本だけ買った正月用のアニベルサリオ3に白黴が少し繁殖していたが、全体的にネクストよりも品質が良さそう。シガーワンでも紙パックものは白黴が生えていたし、ミランタバコニスツでは杉巻きの下に白黴が生えていたし、パックやチューボは黴の確認がされないものらしい。発見しても刷毛で掃いてから送る業者がふつうだろうし。
ダビドフだからか、箱買いしたNo.2は未開封で、箱には肺癌患者のX線写真がベッタリと貼られている。
到着日に一本吸ったところ、さすが隣国というのか、寝かせるまでもなく美味しかった。
ネクストシガーでもNo.2を一本買ったことがあって、味覚が肥えたのかとも思っていたけれど、そうではないらしい。ネクストはミレニアムロンズデールが酷かったし、オーパスⅩも4本中3本ハズレらしかったし、No.2はハズレではないと思っていたが今回のシガージェットと比べるとNo.2もハズレだったような気がする。ダビドフ・エスキジトスは美味しかったけれど。
先ず余計なシールを剥がしてから箱を開けた。タイ並の汚い写真に貼り替えようとしている気持ち悪い政治家が日本にもいるらしい。こういうポイ捨て以上に汚いシールで街が気持ち悪くなったら地球人に呆れて宇宙人になるしかないだろう。大体昔の日本の煙草はパッケージが恰好よかった。パッケージや名称が異国風になって、それでシールも異国風になるのなら、パッケージや名称を異国風にしたのがそもそも日本たばこ産業の莫迦だったのかもしれない。外国のパッケージはいかにもシールを貼りやすそう。
朝に届き、余計な事を考え終えて、深夜に一本燻らせたら、美味しい事は美味しいのだが、味覚が煩くなったというのは本当らしく、No2はやっぱりダビドフのミニやクラブしか知らない状態で吸ってこそ最高だったのだと思ってしまう。
あっけらかんとした刺激の無さがピリ辛シガリロの想い出によって極限まで引き立てられるというか、ピリ辛を徹底的に貶めるというか、頭抜けた円滑さだけならそれほどでもないのだが、水に似た大吟醸酒のようだが、余計な味の見えない純な葉巻っぽさがある(私の味覚がおかしいのかもしれないが、これほど葉巻っぽいのはハバナでもモンテとコイーバだけしかない)。軽いのに葉巻でしかない、そういう純情な閃きがある。そうであるはずなのに、今ではそこに金木犀だの胡椒だのシナモンだのの高貴な刺激を感じてしまう。はじめてのNo2ではそんなものは感じなかった。
濃い葉巻に雑味が付き物であればこれにこしたものはないのかもしれないが、濃いものにも雑味の無いものはあった。それはそうなのだが、これはこれで依然完璧っぽく、何かにつけて立ち戻りたくなるような結節点になってしまっている。
あえてこれのどこが美味しいのかといぶかしんでみると煙の感触がふつうではなく、口が羽毛布団を含んだかのような、眠い膨らみがある。薄さがこの煙によって密度を増しているらしい。
それでも初めて吸ったNo.2の事を懐かしむばかりなのだった。
初心者向けとは言い難い、初心者にしかわからない極上さがあるはず。
No.2の後にハバナに手を出すのはきっと間違いで、ダビドフだけを吸っていた方が良かったのである。ダビドフよりもハバナの方が美味しいからではなく。ダビドフはハバナの美味しさを弱めないのにハバナはダビドフの美味しさを弱めるらしい。なのにハバナではあれほどの感動はまだ得られていない。できればハバナだけを忘れることができる便利な記憶喪失になりたい。そういう記憶方法を開発してこそ玄人なのだと思う。そういう事を思わせる魅力は未だにある。
最終盤は苦手なはずなのだが、全体的に優しいせいか最終盤の方が良かった。初心者なら茫々と煙にまみれたはず。もっとも初回の時には鼻や目や耳からも煙を吐いてしまって気持ち悪くなったのだった。口先からしか煙を燻らせない素人上がりよりも素人のほうが煙にまみれる術を知っている。煙にまみれる術を失ってしまった。
辛さも見つかるけれど、小姑にすぎず、終盤の金木犀の質が凄い。そもそも初回は「最終盤」なんてものはなく、始終ずっと同じように美味しかった。私はもう一度初心者に戻り、序盤からして既に最終盤のように感動しながら、少しづつ灰になっていく葉巻を勿体なさそうに残念がりながら、最終盤を待つ事なく、何も待たずに恍惚としなければならない。初回の直後に25本入りの箱を買い、半年ぐらいあの境地に浸かっていたかった。
モンテクリストのオープンに似ている部分はあるにしても、そんな薄っぺらなものではなく、久々に火傷しそうなほど根元を愛おしんで、初めて火傷しないようにピンセットで摘んで吸ったのだった。
もう気持ち悪くもならず、立て続けにもう一本吸ってしまいたくなり、いつか立て続けに吸ってみるに決まっているのだが、今回はダビドフワンを吸って寝るしかなかった。ダビドフワンが異様に美味しく感じられるのもNo.2の効能らしく、紙巻きを葉巻のように吹かしてしまう。
初回は中毒性が無かったが、再現への中毒性はある。
初回はチューボだったので、チューボの方が美味しいのかもしれない。今度は20本入りチューボを買おう。No.2とは長い付き合いになりそう。
為替の関係もあるけれど、1300円前後でこれならデイリーにしても良い気がした。サイズも最適だし。とんでもない誤解だけれど。
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