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6.25×52|AtlanticCigar|$9.55|+2|+2|
前項同様11本セットで50%以上お得な価格で買った内の1本。
甘栗のような手触りで、撫でていると甘栗を剥きながら食べた後のように指が汚れる。剥いた甘栗を食べてしまうような感興に始まるのである。だがどちらかといえば食べるのは皮の方であった。実際、甘味は無い。香りと苦みがある。軽いミディアム。旨味もなく、只管吸い込みがよくて香りが立つ。トルペド型で吸い込みが良いと融けたチューペットを吸う快楽がある。おちょぼ口にはさぞだろう。焚火も焼き芋もやはり皮だけのような。こういう思わせぶりなところが良いなどと自分を慰めていると突然甘味が吹き出す。香にも銀味が増したように感じられる。とまた突然今度は香にまで芋味が感じられる。この香は一瞬のことだった。
苦みのほろほろと舞っていて通奏低音のように落ち着く。特別美味しいわけではないので多少むかつくが、常にビターで香ばしいのである。甘味がそこに出たり入ったりしている。モグラ叩きのモグラが剥いた芋であるかのように。
灯油のような風味があり、ニトロのような甘味に直結する。葉巻の形はそういえばダイナマイトにも似ている。セメダインに酷似した爽やかな草系のスパイスが利いている。シンナーのような物が着々と燃えているのである。
香ばしきビターというのとは違う。モグラをけっして強く叩きうることがない。聞こえがよいかわからないが、甘味が爆発することがないのだけれど、そこがまた煙らしい。
日本酒に合う。たいてい日本酒ばかり飲んでいるのだから仕方がない(やや甘口の吟醸生原酒(香住鶴)、醸造アルコール入り)。残り10センチほどでシケモク味や薄荷が出始めるが、かえって旨味が増している。マイナス点にも良い効果があるのかと思っていると、咽がやられてきて急速にクロスフェードを終える。と思えば甘味がまた居残っている。それもすぐに帰ってしまう。あとはしつこく吹かしてみるのみ。何処か物足りないが、物足りなさこそ本領かもしれないと思わせなくもない。苦くて柔らかかった。
前項同様11本セットで50%以上お得な価格で買った内の1本。
甘栗のような手触りで、撫でていると甘栗を剥きながら食べた後のように指が汚れる。剥いた甘栗を食べてしまうような感興に始まるのである。だがどちらかといえば食べるのは皮の方であった。実際、甘味は無い。香りと苦みがある。軽いミディアム。旨味もなく、只管吸い込みがよくて香りが立つ。トルペド型で吸い込みが良いと融けたチューペットを吸う快楽がある。おちょぼ口にはさぞだろう。焚火も焼き芋もやはり皮だけのような。こういう思わせぶりなところが良いなどと自分を慰めていると突然甘味が吹き出す。香にも銀味が増したように感じられる。とまた突然今度は香にまで芋味が感じられる。この香は一瞬のことだった。
苦みのほろほろと舞っていて通奏低音のように落ち着く。特別美味しいわけではないので多少むかつくが、常にビターで香ばしいのである。甘味がそこに出たり入ったりしている。モグラ叩きのモグラが剥いた芋であるかのように。
灯油のような風味があり、ニトロのような甘味に直結する。葉巻の形はそういえばダイナマイトにも似ている。セメダインに酷似した爽やかな草系のスパイスが利いている。シンナーのような物が着々と燃えているのである。
香ばしきビターというのとは違う。モグラをけっして強く叩きうることがない。聞こえがよいかわからないが、甘味が爆発することがないのだけれど、そこがまた煙らしい。
日本酒に合う。たいてい日本酒ばかり飲んでいるのだから仕方がない(やや甘口の吟醸生原酒(香住鶴)、醸造アルコール入り)。残り10センチほどでシケモク味や薄荷が出始めるが、かえって旨味が増している。マイナス点にも良い効果があるのかと思っていると、咽がやられてきて急速にクロスフェードを終える。と思えば甘味がまた居残っている。それもすぐに帰ってしまう。あとはしつこく吹かしてみるのみ。何処か物足りないが、物足りなさこそ本領かもしれないと思わせなくもない。苦くて柔らかかった。
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