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  源氏物語「葉」
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 一口目からやっぱりコイーバだなぁと感激を込めて思ってしまう。やや草寄りの香。柔らかくて甘やか。やさしい味がする。乾いた蜂蜜のような、やや疲れた風味がある。鼻の奥につんとくるような感じもあるのだが、ボディは結構弱い。途中、所々で金木犀も木からではなく草から咲く。モンテほどではないがかなり咲く。
 全体的に旨味が弱すぎると思っていると終盤では粉っぽい、ささやかに薄荷の乗った旨味が出てくる。この薄荷の旨味は細くて短い葉巻でたまに感じられるものだけれど、火種が近づいたからというわけではなさそう、まだ二十五分は残っている。ボディはかなり強くなっている。

 シガーワンで一本買いしたのだけれど、回転が悪いビトラなのか、良心なのか、かなり熟成が利いているらしき退色したバンド。一本買いを二十本、その内六本がコイーバなのだが、これだけが退色している。ラッパーも他のコイーバより少しすべすべというかツルツルで全体的に薄らと緑がかっている。ちなみに今回は二十本いずれもこれ以上はないというようなミテクレのものを届けてくれたのだった。
 枯淡の境地に片足を突っ込んじゃっているが、なんだか安心して吸える一本だった。サイズはこれこそ最適だし、本気で箱買いできるなら迷わずコイーバからはこれを選んで熟成の妙味を愉しむことだろうと思ってしまう。ロブストとランセロが気になるけれど。あとコイーバっぽさがあまり強くないのも気になるが、枯淡の所為かもしれないし、コイーバっぽさを考えなければやはりこれが箱。ただ、コイーバっぽさが薄いからかモンテクリストのエスペシャル()を薄めたもののようにも感じられた。もっともあのエスペシャルがたまたま異常な美味しさを備えていたのかもしれない。

 前回の記事()を読むとなんだか前回の方が美味しそう。美味しいのはこちらだが、美味しそうなのはあちらなのだろう。
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