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  源氏物語「葉」
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 甘い香りがする。砂糖水を与えて育てた葉のような。切断して吸っているとダビドフらしい黴びた味わいがある。
 着火して即期待が高まるというか高鳴るのはペルフェクト型だから当たり前なのだろうけれど、即刻弱々しくも美味しく、少し進んだだけでクァバのディスティングイドスを底上げしたような風味が出ている。甘く、バターのようで、上品。しかし今までのダビドフ経験からするとあまりダビドフらしくない。スペシャルシリーズはバターの油っこさが強いのだろうか。羽毛のような恍惚に至らしめられないし、土も木も革もない。道草しているように草寄りである。緑色の味はしないのに。草もタマネギのようにきつね色以上に炒めてある、バターで。それにしてもこんな美しい外観の葉巻は見た事がない、曲線もおもしろいが、ラッパーも曲線のせいか他より美しく見える。厚手で上質に見える。この形では当然ラッパーを巻くと皺寄せができるけれど、皺までもが美しい。
 最大口径の部分に至ると香水混じりの下駄箱の風味が出てくる。良いのか悪いのかわからないがスパイシーにもなる。中盤は、優しいが、優しさ止まり。高鳴りが高鳴るにつれて高鳴ったぶん低くなっていくような平然とした落ち着きがある。せっかく登ったのに、鐘楼の鐘が鳴らないのである。
 下駄箱が消えて少しエグ味が出てくると、黄色い染みの味わいも出てくる。金木犀が薄く深まる。それが深まると葉の茂みの奥の幹が丸で裸のように見える。簡単に言えば木の味わいが目立つようになるのだけれど。
 あたりまえに美味しいが、安堵できる美味しさでしかなかった。空っぽの目算だが、熟成させるともっと美味しそう。本領を発揮しているようにも思えるので、ショートパーフェクトはもう買わない。スペシャルシリーズにはハバナっぽい傾向があるのか、それならハバナを直接買いたい。十年も経って稼ぎが十倍にもなっていれば買ってしまうかもしれないが、期待させるだけにエクスクイジトスの方が良いかもしれないと思わせる程度なのだった。これがダビドフであるせいで辛口評価になっている気もするけれど。ロイヤル・サロモネスを一本買っておけば1キロメートルぐらいの想い出になっただろうになぁ。
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