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  源氏物語「葉」
++葉巻++シガー++レビュー++個人輸入++ブログ

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|4.3 x 52|cigarOne|$10|+2|+2|

 若い外観だが、なかなか濃い芳香。
 一口目で「あ、モンテだ」と思ってしまう。毎回モンテクリストの味を忘れているという事か。高貴とも言えるほど華やかなのにどうして路地裏のパン屋ではなくラーメン屋寄りなのだろう、いつもの印象だが、そういう旨味はある。プチエドムンドもいつもの味という事か。
 いつもの味なのに、他よりもまったりとしたバター状の芳香がある。太さによるのか、悠々としていてしつこくない。少し味が薄い気がするが、芳香は珍しいほど思わせぶりな花束。茎っぽい生花も。早くも金木犀が咲くかと思えるが、咲き誇らずに、序盤を過ぎるとスパイスと杉が出てくる。バターの穏やかさはそのまま。
 若いのか、雑味ではないが、少しキンとした感じがする。余裕があったら箱で買って熟成させてみようという気にはなる。この手のサイズに使い道がないわけではなく、まさに今夜使ったので。
 エドムンドの方がきっと味気ないが、あの劇的な変化は忘れられない。どちらか迷うが、両方欲しいとは思わない。エスペシャルが強烈すぎたのかもしれない。
 中盤を過ぎるとバター水を与えた花が今にも開花しそうになる。しかも爽やかなのは緑色のハーブの仕草だろうか。花は咲かずに、このハーブが美味しくなる。バターは粘土になりつつある。
 モンテクリストが四半分アップマン化し、四半分ダビドフ化したような印象だった。半分残ったモンテクリストは味噌汁の上澄みのように綺麗だった。ちなみに味噌汁の上澄みを出汁に使った日本料理の逸品を食した事がある。少しオープンシリーズに近くなってしまうが、プチエドムンドよりも旨味で劣るエドムンドの方が生粋のモンテクリストという感じがする。プチの旨味が濃いというほど濃くはないので。
 最終盤ではレイデルムンドのデミタスから疲れを取り除いたような薄荷砂の美味しさが出てくるが、これも薄らとしている。消火直前に「これは綺麗な木だった」と思わせるのだった。
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|5.3 x 52|cigarOne|$12|+4|+3|

 エドムンドとプチエドムンドを並べるとプチの方がごつごつしていているし色も斑っぽく黒い。エドムンドは薄黄色い薄いラッパーで巻かれている。大分異なる外観だが、中身もまったくの別物らしい。
 香りもあまりしないし、ちょっと若いような気がするが、前にナンバー4を箱(但し10本入り)で買って到着後三週間目が一番美味しかったのでこれも三週間目に着火。
 味が薄い。しかも辛い。オープンシリーズに雑味を加えたような味。まだ1センチだが、このままではオープンの方が全然マシという事になってしまうが大丈夫だろうか。よくよく味わうと確かにモンテクリストの薫香が立ちのぼっている。雑味も少しずつだが減ってきているし、期待できそう。そして期待を裏切りそう。それにしてもほんの僅かモンテクリストらしさが出てくるだけでどうしてこんなに美味しくなってしまうのだろう。不味いのに美味しくなってしまう。金木犀などとっくに咲いている。それにしても雑味が多く旨味がほぼ無い。雑味と香りとで相撲をとっている。しばらくこのまま。
 二度失敗したきりのナンバー2に似ているが、底力も低そう。あまり評判を調べていないが、これはモンテクリストの不発弾なのではないかな。
 中盤からのバターの感じがトリニダッドのまろやかさに似ている。と思うと金木犀が空中で咲いていたのが木から咲くようになる。なんとも上品な木香が突如吹き出してきた。序盤から少しずつ強まってきていたバターのまろやかさが瞬時に消えている。木と花の乱舞になっている。軽やかな乱舞。これは美味しい。余計な布石も美味しかったと思えるほど。こんなに香味が変化した葉巻ははじめて。正直今まで「変化」など馬鹿にしていたけれど。序盤の不味さが無かったらこれほど美味しく感じなかったかもしれない。できればとんでもない美味しさからとんでもない美味しさへガラリと変化してほしいのだが。そんな葉巻が欲しければ自分で勝手にロブストAとロブストBのラッパーを剥いで裸のAとBを接合して何処からか剥いできたダブルロブストのラッパーでくるめば良いのだろうけれど。こういう長々しい一文を面倒臭いなと思っているとバターっぽさが復帰する。少し草のような感じが出てきて、草から金木犀が咲いている。雑味も少し復帰。矢継ぎ早に粘土っぽさが出てきている。もう終盤である。
 ボディと香りは強いが、旨味は始終薄かった。エスペシャルで経験した「キャラメルをまぶした金木犀」とはいかなかった。
 絶頂時のナンバー4には到底敵わないが、面白さではこちらが勝っている。大雑把な印象はトリニダッドとオープンを混ぜたようなもの。まだプチエドムンドをふかしていないが、『エスペシャルだけを箱買いする』ところに凝固しそう。
 雑味と辛味が増えて、まだ金木犀が咲いている。
 焦って吸い込み過ぎた秋の空気のようで、名残惜しいのか厭きたのかよくわからない。根元まで吸い尽くさせる物ではあった。根元では金木犀ではない可愛らしい花があまやかに香っている。火傷をするような可愛らしさである。
5 1/8 x 42|Cigars of Cuba|$64/10|+5|+3|

 1001で買って得をした事がある()が、改めて10本入りボックスを買ってみて二ヶ月で吸い切った。動機も結果も前回のロメオのミルフルール()とほとんど同じ。三週間目に吸ったものが一等美味しく、他は少し美味しいぐらい。全体的にミルフルールよりも好みだった。

 バンドがどれも箱に糊付けされていて取り出し難い。わざと糊で固定しているのだろうか。糊がはみ出てしまったのだろうか。

 調子が良い時のこの葉巻は私を喜ばせて何の得があるのかと訝しくなるほどで、革とカカオ粉と土煙と金木犀とバターとスパイスと少しの砂糖と微かに豚臭い旨味とが渾然一体となって訳のわからない華やかなコクマロの美味しさを構成するのであった。他の調子の良かった葉巻銘柄に比べると、コイーバやパンチと同等の粉っぽい旨味にモンテクリストらしい花らしさが支配していて、しかもうらぶれて雑多。都会の賑やかなところの路地裏に住む少女の隣に住むオジさんが吸うような愉しい味わい。
 雑多な目眩の内での変化に富み、時々少女に話し掛けられるような花やぎや、少女の母親に御裾分けされるおはぎめいた味わいが突出する事がある。得体の知れないおばさんのおはぎなど食べたくもないが、あの少女の母親のおはぎなら毒の代わりに砂糖が入っているのだろう。
 ハズレても不味過ぎることがない。恥ずかしげな形容をすれば葉巻のスパゲティのジェノベーゼ(私は三日だけジェノバで暮らしたことがある)であり葉巻のポロネーズでもある。時間の移ろわない夜にこういう恥ずかしげなことを想像して楽しんでしまったのだった。ジェノバに少女がいれば、私はいなくてもよいかも知れない。自虐的になるほどの美味しさなのである。ちなみに、こういう妄想は一度きりである。他は何も考えずに吸い切った。
 どれも平均以上には美味しいし、特別高くもないし、味にばらつきがあるので、五百本あっても飽きそうにない。冬なら昼、夏なら夜に吸いたい。
4 1/2 x 26|Cigars of Cuba|$28/5|+3|+2|

 お試し5本パック。
 華やがないモンテクリストというか、モンテクリストの芯の香味。素のモンテクリスト。粗野で上品さの欠片もなく複雑さもなく飽きやすい。おそらく他のモンテクリストはこれの回りに別の葉が巻かれてブレンドされているのだろうなぁ、という感じの味。路地裏の、パン屋よりもラーメン屋寄りだった五番に一番似ている。稀に葉から滲み出るような熟した甘味が感じられて嬉しくなってしまう。しかしこれだったらパンチのマルガリータを選ぶなぁ。モンテはもっとでかくて複雑なものを吸いたくなるけれど、パンチは小さくても良いし小さくても複雑だったので。一本目|+3|+2|。
 次の三本はドロー難で|−3|−2|。ピンセットで葉を引っこ抜くこと10分。吸い込みの悪さはまさに札付きで、ほじくり回さなければならない。煙は出難くてもボディはかなり強い。
 最後の一本は最高で、モンテクリストを落ち着かせたような濃厚な香りにダビドフエスキジトスにも出てくる薄荷めく白粉のような土煙が美味しい。粉っぽいが、コイーバパナテラのようなカカオ味はなく、それより黄味がかっている。うらぶれた雰囲気もしとやかに洗い流されて、単純で有難いほどの完成度。エルメスで売っている土みたいな。全部これだったら毎年五箱ぐらい買ってしまいそうだけれど、ハズレの方が多いのが実状らしい。単調だし小さいが便利さを加味して|+7|+4|。コイーバパナテラに負けていない。

 五本で|+3|+2|ぐらい。
 ホイタスばかりを吸うのだったらダビドフのエスキジトスとコイーバのパナテラを交互に吸った方が良いかもしれない。ハズレの可能性も低くなるし値段も大体同じぐらいになる。土っぽさは薄まるものの、ダビドフのエクスキジトスで替えが利く気がする。
|5 1/2 x 42|cigarOne|$10|+2|+2|

 あからさまにモンテクリスト、熟れた土の味わいなのだが、爽やかなモンテというか軽いモンテというか不思議なモンテ。土が爽やかであるはずもなく、風呂上がりに土を浴びる無念さもなく、軽いのに濃い。モンテは濃ければ濃いほどモンテクリストらしい。これだけ濃いのにこの軽さは不思議で、雲でも見ながら口から綿が出るような心持ち。乾いたボリュームのある味わいで甘さはほぼない。金木犀も僅かしか咲かない。葉の質感も巻きもなんだかソフト。爽やかというよりもソフトという方がいいえて妙なソフト・モンテクリスト。葉巻味のソフトクリームで、クリームの味はしない。
|7 1/2 x 38|cigarOne|$15|+5|+4|

 色とりどりのフィラーが見える。一口目でそれとわかるモンテクリストの濃い芳香。今までのモンテの中で一番モンテっぽいというか、「葉巻っぽい」とかいう時に思い出しているのはこの芳香なのだった、と思ってしまう。初っぱなはかなり辛く太いシガリロみたいだが、落ち着きも早い。濃縮して蒸溜したナッツ類の田舎蕎麦のようでもない旨味に、コイーバの岩味に相当する独特の香ばしさがある。重厚なので重心が低いのだが、地面すれすれを浮いているような浮遊感がある。キャラメルというものかもしれない。キャラメルの甘さは文句無しの控え目。
 序盤を過ぎると、金木犀が咲きそうな雰囲気が充溢するが、既に咲き誇った金木犀がキャラメル色に吹き付けられて塗り潰されているようでもある。苦みがあるが、ちょっと煎れるのに失敗した珈琲の程度で、珈琲に苦みが付き物であるかのようであまり嫌味はない。
 金木犀の品質だけなら、はじめての金木犀だったからかレガータがもっとも純粋で艶やかで幻覚的だった。外から馨ってきているのか本当に区別がつきかねて夜中に街を彷徨ったぐらいだったから。しかしレガータにはこの10分の1の旨味もない。
 次第に金木犀が枯れ落ちて染みた木の腐葉土になる。
 煙が頗る多く、火種が凹型になりやすく、濃いものをけっこう急いで吸わなければならないので後半早々咽がつらくなってくるが、症状はさほど進まず、文句無しの+4。

 これで金木犀が4本目なのでもうわかってきたが、金木犀の出現のさせ方というものがある。先ず、口の中に堪った煙を吸い込まないように注意しながら口を閉じつつ鼻から吐き出し、すぐに後、口の中に残った煙を口から燻り昇らせて鼻へ綰ねる、それから鼻で吸ってしまった煙を肺から出しつつ普通に鼻呼吸を続ける。と約1秒後に部屋に金木犀が充満したかと錯覚できる。

 こういう美味し過ぎるものばかりをストックしておけば1週間に1本ぐらいで済み、あとは毎日お気に入りのパナテラを吸っていられるのだけれど。でも不味いものに当たることを厭わずにまだ色々試したいものがある。+4以上が10種類、お気に入りのパナテラ前後のサイズのものが5種類ほど見つかれば悠々と葉巻界に片足を浸しながら葉巻界から逃れられる。
|6 2/5 x 42|cigarOne|$12|+2|+2|

 落ち着いた旨味。旨味といってもそれほど美味しくはない味で、落ち着きすぎているようで元気が無く、バランスも崩れて、老人の弱さと老人の苦みがある。というのが序盤の印象なのだが、何か沸々としていて、若返りそうな気配が少しずつ濃くなってくる。灰が3センチほどになる頃には木を窯で煮出したような味と甘味が十分に出てくる。はじめの味を払拭するには至っていない。甘味はとって付けたような甘さだが、似合っている。いくら吸い馴れていてもきっと煙が甘いというだけで少し意外なのだが。意外だからという変な理由で甘さがより美味しくもなるのだろう。甘さと木の出汁は申し分ないが、やっぱり半分冥土に行っちゃっていて、潤いはあるものの皺が目立ち始めた手にハンドクリームを塗りたくったような誤摩化しに思えてならない。それでも老い始めというまでには騙されているのである。
 これで三度目だが、半分過ぎにまた紛う方なき金木犀が咲いた。こんな報告は聞いたことないがどうしてだろう。異なるビトラで三度目ともなると「モンテクリストといえば金木犀」と言えるほど感動的で、花の季節を待つように確実に待ち遠しいのだが。
 味は金木犀部位を越えると少し濃くなるもののNo.4などに比べて優しく、そんな感懐の中で序盤の苦いような老いは常に続いている。湿っていても枯れている。
 金木犀は二度咲いた。悲しくなりながらよくよく嗅いでみると、木が貴く熟して放った香りのようでもある、木の美味しさも同時に極端に深まるようなのだった。その時には甘さを忘れてしまうぐらい大気に憧れているらしい。老いが醸す香気だと替え難くなるが、若返る代わりに咲いたのでなく、もし老いだけを交換できればとんでもない美味しさだと思う。そもそも老いといっているものが老いなのか自信がないのだが。満開は二度きりで、三分咲きは四度ぐらいある。近所の桜は七分咲きだった。桜の足りないところを丁度半年早い金木犀で補っている風情が面映い。
|4 x 40|cigarOne|$7|+2|+2|

 なんだろう、この四角くて小さい葉巻は。四角いとは思っていなかった。可愛いし、巻きもしっかりしていて弾力もあり、モンテクリストの中で一番美しい外観なのではないだろうか。赤茶けた深い色も抜群に良く、隣に並べると青ざめて緑がかっている事がわかる他のモンテが死体にしか見えない(とくにNo.1は死体にそっくり)。するとこれを吸うと踊食いということになるだろうか。火を点けるので踊っていないことになるのだろうか。どちらも嫌なので目に入れてしまいたくなる。葉が硝子紛を鏤めたようにキラキラしている。
 これぞ葉巻という味がしている。甘味や蜜感はあまりないと思えば間もなく出てくる。甘さや蜂蜜というか、もっと説得力のある葉の味なのだが。岩味だけは無いもののコイーバ(のシグロシリーズ)に期待して失敗していた成分の大方がこれで得られている。クリーミーさはあまりなく少し辛いと思うと円やかになってくる。味は濃い。これぞ葉巻というところのこれぞというのがもう少しパン屋寄りだと嬉しいのだがラーメン屋寄りである。ハバナというより日本の市街地の路地裏の味がする。
 終盤、煙がゴーッと鳴った。路地裏が吹き飛び、豊富な煙にまみれているのだが、その中に蜂蜜とハバナがちら見えしているのが良い。煙が落ち着くとスパイシーになって消火準備の知らせが入る。このスパイスがまたなかなか美味しく東南アジアの三ツ星レストランのように色々なので消火が遅れてしまう。
 1本8500円の葉巻を半分で捨てられればこんな事をいわなくても済むのだが、これは気軽に手に取れる葉巻として不十分かもしれない。コイーバのエクスクイジトスのような毎日の魅惑がなさそう。モンテクリストのホイタスとコイーバのパナテラとを比べるのが1本8500円の葉巻を半分で捨てられない者としては普通だろうけれど、モンテクリストのホイタスは箱買いしなければならなそうなのでなかなか手が出ない。これ1本の魅力は不十分ではないにしても短過ぎるし。比較が滅茶苦茶だが、兎も角あとでパンチのマルガリータを買おう。
|6 x 38|cigarOne|$12|+2|+2|

 乾いて甘い杉の味。あまりハバナハバナしていない。豊潤さが失われているような気がするが、マイルドな旨味がある。吸い込みが少し悪く、ライト。灰は縞目にならず、片燃えする。微かな酸味と、渋みやイガイガしさもあり、獣臭くはないものの廃屋の風情も残念ながらある。草だのまろやかだの木だの少ない語彙のどれにも当て嵌まりそうなのだが、美味しくはない。このサイズが一番好きなのだが、このサイズには当たりが少ないのだろうか。熟成させ過ぎて枯れているのだろうか。
 中盤以降、染みのような黄色味が濃くなり、その香りのようなコクが白さと恍惚感を増してくるのだが雑味がそれを引き留める。ダビドフNo.2をハバナ風にして不味くした感じで羽を毟られた感がある。火が消える前の煌めきのよう。羽が生える直前の生体とも死体ともつかないものを吸っているのだろうか。御臨終しそうになって引き留められたのだろうか。
 かと思えば秋でもないのに金木犀まで出てきて、この突如出てくる紛う方なき金木犀はレガータで経験したのとまったく同じだ。モンテクリストはどの葉巻にもどこかに金木犀のカプセルを仕込んでいるのか。全体的にはけっして美味しくはないが、何処かへ運ばれそうになった。新鮮なものを箱買いして自分で熟成させてみないと真価がわからないらしい。強さはミディアムになっている。
 最終盤では少し落ち着いてしまうものの、序盤のニカラグアでもありそうな風味は中盤以降はほぼ完全に無くなっていた。+2と+4との中間ではなく、+5と+1との中間なのだが、+3にせず+2にした。羽を毟る雑味がいつまでも抜けないのである。ダビドフNo.2でもそうだったが、美味しすぎて気持ち悪くなってしまう成分がある。いずれ期待を込めて箱買いしてしまいそう。1本目で美味しかったモノを箱買いしても期待はなく落ちる心配ばかりだし。吸い終わる頃には気持ち悪くなってしまうので頻繁に嗜みたくなる類ではなさそうで、熟成の条件を満たしている。
5 1/8 x 42|1001|$5.7|+5|+3|

 腑に落ちるどっしりとした味。はじめて葉巻を吸ったときの感動を濃密な香味を加えて再現してくれる。重厚な正午にベランダで吸いたい。どっしりとしたタイプで恍惚感とは逆の印象。兎に角うまうまと吸っていて感想も何もかも忘れている。ただ正午にベランダで吸えば良かったなどというよくわからない希望を残す。澄んだ正午に黄色い味。
 1001で唯一美味しかった。他で買ったらどんなに美味しいだろう、逆に不味いだろうか。他はもう思い出したくない。モンテクリストとは何の関係もないが、思い出したくもないのにせっかくなので他に1001で購入した物を点数だけ下に記しておく。

PARTAGAS SHORTS      ー1 0
PARTAGAS SHORTS     ー4 −3
ロメオ ペティコロナス   +1 +1 
ROMEO EXHIBICION No.4  0 +1
SAN LUIS REY アー     ー1 0
hoyo palmas        −1 0
ロメオ2          −4 ー3
ROMEO CHURCHILLS    −4 −2

ああ、忘れたくて忘れていたような気もするが、トリニダッドの旧バンドが1本残っている。今更旧バンド。普通なら嬉しいところだけれど。別の店で新バンドを買って吸ってみてから旧バンドを吸ってみようと思っているのである。

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